混圧タービン

概要

2種類の蒸気により駆動されるタービンです。高圧・低圧の2種類の蒸気がそれぞれタービンに供給され排気されるタービンです。高圧・中圧・低圧の3種類の蒸気を混入する設計も可能です。
従って、ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)、製紙工場、セメント工場のように廃熱を利用する場合、廃熱ボイラーと燃料ボイラーを各々最適圧力・温度に選定できるため経済性が高く、また工場の合理化により既設ボイラーと新設ボイラーとの組み合わせで運転するような場合に適しています。必要に応じて抽気を行い、残りの蒸気はそのままタービンで仕事をさせることも可能です。

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仕様

型式 混圧タービン
車室数 1車室
出力 ~200,000kW級
主蒸気 ~125bar / ~566℃
回転速度 3000 min-1 (50Hz) / 3600 min-1 (60Hz)