火力発電用蒸気タービン(120万kW以下)
概要
タービン排気条件に応じて、最適な低圧タービンの最終翼長および車室数を選択します。
高圧タービンと中圧タービンを一体にした高中圧一体車室の採用でコンパクト化し、据付面積や部品点数を低減することもできます。タービン構造のコンパクト化は、建屋、基礎、据付などの建設費を低減できる上に、部品点数が少ないため定期検査期間は短く、予備品も少ないことで保守管理上も経済的になります。
スチームパワー発電においては、プラント熱効率向上のため、ボイラ給水加熱用に最大9箇所からの抽気を行うことが可能です。
タービン排気方向は、下向き排気だけでなく横向き排気にも対応できます。
仕様
車室数 | 2車室 (高圧/中圧タービン - 1×低圧タービン) 3車室 (高圧/中圧タービン - 2×低圧タービン) 3車室 (高圧タービン - 中圧タービン - 1×低圧タービン) 4車室 (高圧タービン - 中圧タービン - 2×低圧タービン) 5車室 (高圧タービン - 中圧タービン - 3×低圧タービン) |
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出力 | ~1,200,000kW |
主蒸気 | ~28.0MPa / ~600℃ |
再熱蒸気 | ~630℃ |
回転速度 | 3000 min-1 (50Hz) / 3600 min-1 (60Hz) |