タイ BLCPパワー社 マプタプット発電所
概要
タイ マプタプット発電所は、フルターンキーで受注し2007年に引き渡した、石炭焚きボイラーと再熱式蒸気タービンの発電プラント2ユニットからなる大型のスチームパワープラントです。
分散型制御システム(DCS:Distributed Control System)には、ボイラー制御装置、タービン制御装置、補機制御装置、火炎検出装置、各種監視装置、島設備PLC(Programmable Logic Controller)との通信ゲートウェイ装置、共通設備の制御装置を含めDIASYS Netmationが全面的に採用されています。
この自社製制御装置と合わせて運転訓練シミュレータを導入し、プラント運用・保全・スキルアップのサポート環境も提供しています。
導入背景・課題
火力発電プラントとしての長期安定運用のためには、DCSとしての信頼性は勿論、プラントそのものに対する高度な信頼性・可用性・保守性が要求されます。さらに、複雑で多種多様な機器からなるこの大型スチームパワープラントの制御は、DCSによりほぼ自動化が進んではいますが、それだけに起動・停止といった通常の運転操作だけでなく、いざというときにも迅速かつ的確に判断できるお客様オペレータ・保守エンジニアの技量の維持・向上もやはり重要となってきます。
導入成果・効果
プラントメーカならではの精密モデルを搭載した再現性の高い運転訓練シミュレータを導入しました。これにより、お客様オペレータ・保守エンジニアの技術力維持・向上に寄与する人材育成環境を提供することができました。