設備管理システム
概要
DIASYS Netmationが提供する設備管理システムは、工場やビルの空調設備やユーティリティ設備などの安全で効率的な運用を実現します。
また、設備の追加や設備運用の変更時には、お客様自身でシステムの改修を行うことにより、システム改修費用の削減につながります。
特長
多彩な制御機能による省エネ運用
スケジュール制御やデマンド制御、自動制御機能を活用した、それぞれの設備にとって最適な省エネ運用が可能です。
安全性、効率性の向上
照明や熱源・空調設備、ユーティリティ設備、電力設備などを統合的に監視・制御し、安全で効率的な設備運用を実現します。
他社製システムとの連携
他社製システムと容易に連携することができ、特別な費用が掛かることなくシステムの共存が可能です。
システム構成
基本構成
オペレータステーション(OPS) | 監視・操作用の機器です。グラフィック画面表示やトレンド表示、アラーム表示等、監視・操作を行います。 |
アクセサリーステーション(ACS) | データ収集用の機器です。現場の製造機器から収集した製造データを管理し、帳票へのデータ出力を行います。 |
保守ツール(EMS) | 保守用の機器です。ロジック、グラフィック画面の作成・改修やシステム設定等の保守作業を行います。 |
コンパクトプロセスステーション(CPS) | プラントの現場に設置される計器や他装置との入出力やプラントの自動制御、各種演算処理をする制御装置です。 |
機能紹介
監視操作機能
統合監視
照明や空調などのサブシステムを一括して監視できます。
取り込んだ運転データを基にして、効率的な運用へのフィードバックが可能となります。
スケジュール発停制御
空調機器、照明機器などをエリア単位にグループ化し、あらかじめ設定された発停時刻パターンに基づき自動的に起動 / 停止します。
デマンド監視制御
商用電源停電時ならびに復電時の設備機器の遮断 / 再投入を自動化できます。
停復電制御
受電電力量を積算し、30分ごとのデマンド予測を行います。予測値があらかじめ設定されている上限値以上になった場合には、警報をメッセージを表示するとともに、優先度に応じた負荷遮断制御を行うことができます。
アラーム表示
機器の異常が発生した際、監視画面上にリアルタイムでアラームを表示し、異常の早期発見を手助けします。また、機器ごとのアラーム発生・復帰履歴を表示が可能です。
アラーム通知
インターネットやPHS回線を使用したアラーム通知機能により、オペレータが現場から離れていても、素早い設備異常への対応を可能にします。
トレンド表示
設備の運転状況や異常信号をトレンドで管理します。
最大24時間幅のリアルタイムトレンドと、最大30日間幅のヒストリカルトレンドでの表示が可能です。
経営支援機能
帳票
日報・週報・月報・年報と、お客様ごとに最適な形式での帳票管理を行います。
また、月単位で発生した警報項目の一覧表ファイルを作成することもできます。
保守支援
設備の運転時間、起動回数を積算し、保守支援データとして設備ごとに表示できます。
管理値を超過した場合には警報メッセージを表示させることも可能です。
オプション機能紹介
エネルギー見える化機能
原単位計算やエネルギー使用量、CO2換算、ガントチャートによる設備稼働状況の比較など、豊富な監視・分析機能により、工場の効率的な運用と省エネルギー化を実現します。
遠隔監視機能
インターネットを用いた遠隔監視機能により、工場内の別の建物で生産状況の確認が可能です。
また、遠隔監視を考慮した通信プロトコルを開発しており、アナログ電話回線でも、現場のオペレータステーション(OPS)と同等の速さで画面表示が可能です。